MikuMikuARDancer 1.0.0
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ARマーカー上にMMDモデルとモーションを表示できるソフト、『MikuMikuARDancer』を公開しました。
ドラッグ&ドロップで簡単にMMDモデルやモーションを切り替えることができます。
MikuMikuARDancer 1.0.0 → [ 公開ソフト ]
■ MMD + AR
同じようなものは2年前『ARToolkit』が公開された頃にたくさん発表されていますので、特別新しい技術ではありません。
ニコニコ動画タグ検索 – [ ARToolkit MMD ]
いまのところ影の処理が付いてなかったり機能的にはかなり貧弱です。ロード時のバグもあるっぽいし。(ロード画面表示を手抜きしたせい?)
ただ、ドラッグ&ドロップだけで操作できるという簡単な操作にしているので、ほとんどの人が迷わず使えるんじゃないでしょうか。
■ プログラムについて
プログラムはほとんど『MMDモデルを表示するライブラリ(MMDX)』と『ARマーカーで3Dモデルを表示するライブラリ(NyARToolkitCS)』を組み合わせ、ドラッグ&ドロップ処理を付けただけに近いです。
C#からDirectXを扱うためのライブラリとして、
- MMDX → 『SlimDX』
- NyARToolkitCS → 『ManagedDirectX』
を使用しており、そのままでは両者を組み合わせることが出来なかったため、NyARToolkitCS側をSlimDX向けにポーティングしました。
(NyARToolkitCSを作られたnyatlaさんはnymmdというMMD再生ライブラリも作成されていますが、先にMMDXを知ったこと、MMDXは物理演算に対応していること、その他もろもろあってnymmdは使用しませんでした)
NyARToolkitCSがGPLライセンスなので、このソフトもGPLライセンスとしてソースを公開します。
アプリ本体はGPLですが、ソースは以下のようにしたいと思います。(2012/12/11)
- NyARToolkitCS・MMDXのソースは配布元と同じライセンス
- 今回新規で作成した部分のソースはMITライセンス
ソースについてはGPLのソースとうまく分離していれば他のライセンスを保てるとnyatlaさんから教えてもらいました。勉強になります。ソースの公開はそこらへんも考えているのでもう少々お待ち下さい。
■ 今後
ロード時のバグ修正が急務。
あと、周りの明るさをモデルに反映させたり、影をつける処理くらいはつけたいですね。
いつものごとくどこまでやるかは約束できませんけど。
バグ報告などはニコニコのコミュニティ掲示板(co12186)かTwitter(@kirin_nico)まで。
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